OK-bokujyoのブログ

VWについて国内ではあまり知られていない情報を提供します。

VW We connect go の走行記録を活用した社用車のプライベート利用管理

VolkswagenのWe connect Goの機能の1つに走行記録がある。これによって、何月何日の何時から何時までどこからどこに移動したのか、そしてその際の燃費、平均速度、最高速度、そしてその利用目的がプライベートか、通勤か、出張かを選択して記録できる機能がある。

特にドライビングタイプとして選択する利用目的については、後でその目的を変更することも可能であり、これが社有車の個人目的利用の管理に活用できる。

かつて英国で社有車を活用していた際には手書きのノートを準備して、日時、メーター、出発地点、目的地、利用目的などを記載するルールを作ったことがあった。これは車の個人利用が会社の福利厚生費の一部となり、収入換算され所得税の算出基準になるからである。しかしながら、いちいち記載するのが面倒で、結局長距離仕事で使わない限りは全部個人利用としていた。

管理される側にしてみれば、全ての走行記録が残るため、業務用車輌の利用状況がつぶさに把握出来るという便利な機能となる。

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また、エンジン回転数、ブレーキ、加速、速度、クーラント温度などのデータも取れるため、安全運転しているかどうかの確認も可能である。これは、安全運転を評価するデータとなるため、保険料の算定に活用できる可能性もある。

またチャレンジという名前の機能があり、例えば10km以上の距離をエンジン回転数2000rpm以下で5回走ると、エンジン回転数をコントロールできていることの証明となり、「エンジン回転の王者」という称号がもらえる。

目的を持って運転技術を向上させ、目的が達成できたら称号がもらえるという仕組みで運転が楽しくなる。

チャレンジには、距離、スキル、発見、環境、時間、ボーナスというカテゴリーがあり、安全運転をしたり目標が達成できればポイントがもらえるし、新たなチャレンジをするためには、その貯まったポイントを使わないといけなかったりするので、このポイント管理が重要となる。

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この様な業務にも活用できる楽しい機能のついたWe connect Goは、e SIMのついた新しいVW車で活用できるが、データプラグと呼ばれるガジェットを購入すれば、2008年以降のVW車であれば活用できるのだ。

ただ残念なことにVW JapanがこのWe connect Goを正式にサポートしていないため、国内ではdata plugの購入ができない。

但し、日本で売られているVW車にこの機能がついていないのではなく、data plugさえ差し込んでBluetooth接続すれば使える様になる。2021年のモデルからe-SIMを用いてこれらの機能が使える様になったので、data plugの購入が不要になったことから、VW  Japanが中古車向けにdata plugの販売をするとは考えられないが、これまでのVW車のユーザーは是非試してもらいたい。

ちなみに私はdata plugを5個セットで個人輸入したため、後4つ現時点で未開封VWオリジナルのdata plugを持っている。ヤフオクで売りに出しているのでチェックしていただきたい。

2021.09.16時点で、残り1個です。再輸入の予定はありません。入札お待ちしてます。